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RC造の解体費用は高い?相場・高額になりやすい理由・費用を抑える方法までまるごと解説

2025-11-04
[くらし、空家問題、解体工事]
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鉄筋コンクリート造(RC造)の建物を解体したいと考えたとき、「どれくらいの費用がかかるのか」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
木造と比べて構造が頑丈な分、作業に手間がかかるため、どうしても金額は高めになりがちです。
RC造の解体費用は、事前にしっかりと相場を把握することが重要です。
本記事では、費用の目安や高額になりやすい理由、さらにコストを抑えるための具体的な方法まで、わかりやすく解説します。
解体は業者選びや手続きの進め方によっても最終的な費用が大きく変わるため、情報を集めておくことが成功の鍵です。
失敗しないためにも、ぜひこの記事を参考に賢く進めていきましょう。
鉄筋コンクリート(RC造)とは?
鉄筋コンクリート(RC造)とは、鉄筋とコンクリートが一体となった強固な構造体のことを指します。
内部に鉄筋を張り巡らせ、それをコンクリートで包み込むことで、耐圧・耐張力を高める構造です。
木造や鉄骨造に比べて非常に剛性が高いため、住宅はもちろん、商業ビルや工場、学校、マンション、高層ビルまで、幅広く利用されています。
特に集合住宅やオフィスビルなどでは、大量荷重に耐える構造として非常に効果的です。
RC造の大きな特徴は、まずその強度の高さにあります。
コンクリートが鉄筋を保護するため、圧縮や曲げに強く、地震や積雪といった外的な力にも耐久性を発揮します。
さらに優れた耐火性を備えており、火災時に構造が崩れにくく、延焼のリスクを抑えられる点も魅力です。
一般的な寿命は50~70年とされ、適切なメンテナンスを行えば、さらに長く使用できる可能性もあります。
一方、木造は軽くて施工が早く、費用を抑えやすいという利点がありますが、耐火性や耐久性ではRC造に劣ります。
また、鉄骨造も軽量かつ高層建築に向いているものの、コンクリートの一体感による剛性ではRC造に及びません。
こうした特徴から、RC造は費用面ではやや高くなるものの、堅牢さ・耐久性・耐火性といった点で優れており、さまざまな建築プロジェクトに採用されているのです。
RC造の解体費用相場はいくら?
鉄筋コンクリート(RC造)の解体費用は、一般的に坪単価3万~5万円(税別)が相場とされていますが、建物の規模や地域によって大きく異なります。
たとえば30坪の戸建てなら約90万〜150万円が目安となり、100坪のビルでは300万〜500万円前後かかるケースも見受けられます。
都市部では人件費や重機のコストが高くなるため、坪単価が6万円を超えることもあるでしょう。
一方で、郊外は4万円前後に収まる傾向があるものの、業者の数が少ない地域では逆に高額になることもあるため、注意が必要です。
地域特性は、見積もりの比較や判断材料として把握しておくと安心です。
また、費用表示が「税別」となっている場合が多いため、税込での確認が欠かせません。
たとえば坪単価3万円でも、消費税を含めると3.3万円になります。
見積書は必ず税込価格でチェックすることが大切です。
さらに、廃棄物処分費や外構、植栽の撤去といった項目が別途請求されることもあります。
これらが見積書に記載されていないと、後から追加費用が発生する恐れがあります。
全体のコストを正しく把握するためには、複数社に見積もりを依頼し、金額だけでなく内訳や対応の丁寧さまで比較する姿勢が大切です。
信頼できる業者を選ぶことで、安心して解体を進められます。
加えて、自治体によっては補助金制度が設けられていることもあるため、事前に確認しておくと負担を軽減できる可能性があります。
鉄筋コンクリートの解体費用の内訳とは?
鉄筋コンクリート(RC造)の解体費用は、構造の頑丈さゆえに工程が多く、費用の内訳も細かく分かれています。
主な項目は次の通りです。

内壁解体費:天井や石膏ボードなどの撤去費。素材によって手間が変わり、費用に差が出ます。
外壁撤去費:コンクリートや仕上げ材の撤去に伴い、作業の難易度や面積で単価が上がります。
基礎撤去費:深さや構造によっては高額となり、場合によっては別途計上されます。
養生費:足場や防音シートの設置・撤去にかかる費用で、建物全体の2〜5%が目安です。
重機回送費:現場までの搬送にかかり、1回あたり3万〜5万円程度が一般的です。
諸経費:アスベスト調査、近隣対応、書類作成(建設リサイクル法関連)などが含まれ、一式で数十万〜数百万円に上ることもあります。

これらを総合すると、屋根・壁・基礎の本体工事費に加え、養生費や重機搬送費、各種手続き費用まで多岐にわたります。
見積もり内訳を細かく確認することが、予期せぬ出費を防ぐ鍵です。
さらに、業者によって内訳の表記や含まれる範囲が異なるため、複数社から詳細な見積もりを取り比較することが重要です。
鉄筋コンクリート解体費用が高くなる要因とは?
鉄筋コンクリート(RC造)の解体費用が高くなる主な要因は、建物の構造や立地、現場環境など多岐にわたります。
以下、代表的な要因を紹介します。

1.建物構造・階数
地下室や複数階の建物、深い基礎を持つ構造では作業が複雑化し、費用が上がります。
地下室の撤去では100〜300万円以上の追加費用がかかる場合もあります。
2.周辺環境・立地条件
重機の搬入が困難な狭小地や、隣接建物との距離が近い場合は手作業が増え、人件費や工期がかさみます。
交通量の多い立地ではガードマンの配置も必要です。
3.アスベスト・産業廃棄物の有無
2006年以前の建物にはアスベストが含まれる可能性があり、除去には専門対応が求められ、費用が2倍以上になることもあります。
残置物や埋設物が多いと処分費も高くなります。
4.地盤状態・地下構造
地下に旧ピットや梁があると追加費用が発生します。
地盤が弱い場合は補強や埋め戻し作業が必要となり、予算に影響します。
5.解体の時期
繁忙期である助成金の申請が開始される4・5・6月、税金の関係で年内解体希望が増加する10・11・12月や梅雨時期は依頼が集中し、価格が上がる傾向があります。
ただし、時期にかかわらず価格を一定に保つ業者も存在します。

これらを踏まえ、費用を抑えるには事前に条件を整理し、複数の業者に相見積もりを取ることが重要です。
鉄筋コンクリート解体費用を安く抑える方法5選
鉄筋コンクリート(RC造)の解体は高額になりがちですが、工夫次第で費用の削減は可能です。
ここでは、解体費用を抑えるための5つの方法をご紹介します。
まず注目すべきは、複数社から相見積もりを取ること。
同じ条件でも業者ごとに価格が異なるため、比較することで適正な費用感をつかみやすくなります。
続いて有効なのが、自治体の補助金制度の活用です。
「空き家除却補助金」や「老朽建築物除去助成金」などを利用すれば、数十万円の支援が受けられる可能性があります。
対象条件や申請時期は各自治体で異なるため、事前にチェックしておくと安心です。
また、不用品の整理を自力で行うことで、残置物の撤去費を減らせます。
家具や家電は自治体の粗大ゴミ回収を利用すれば、費用を大幅に抑えられるでしょう。
加えて、解体業者に依頼する前に残置物の処分を済ませておくと、現場の作業がスムーズになります。
その結果、工期の短縮にもつながり、全体のコスト削減にも効果的です。
最後に、ハウスメーカーや仲介業者を介さず、解体業者と直接契約を結ぶことで中間マージンを省ける点は大きなメリットです。
紹介料が不要になる分、割安な価格での契約が期待できます。
こうした工夫を積み重ねることで、RC造の解体費用を無理なく抑えることができるでしょう。
鉄筋コンクリート解体業者の選び方

鉄筋コンクリート造の建物を安心して解体するには、信頼できる業者選びが最も重要です。
費用や対応の違いで満足度が大きく変わるため、慎重な判断が求められます。


解体業者を選ぶ時のポイント
解体業者を選ぶ際は、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが欠かせません。
まず確認すべきなのは、「解体工事業の許可」を正式に取得しているかどうかです。
この許可がない業者に依頼すると、法的トラブルや不適切な工事を招くリスクがあります。
次に注目したいのは、見積もりの内訳が明確であるかという点。
工事項目ごとに金額がしっかり記載され、説明が丁寧であれば安心感があります。
加えて、質問に対する受け答えが誠実かどうかも判断基準のひとつです。
さらに、実績や口コミなども重要な判断材料となります。
過去の施工事例や利用者の声を確認することで、その業者の対応力やトラブル時の柔軟性が見えてくるでしょう。
万が一の事態にも適切に対応できる業者を選ぶことが、スムーズな解体工事の鍵となります。

北関東でおすすめの解体業者は?
北関東エリアで鉄筋コンクリート(RC造)の解体を検討している方におすすめなのが、群馬県に本社を構える「富士産業株式会社」です。
当社は、解体工事の専門業者として豊富な実績を持ち、住宅からビルまで幅広い構造に対応しています。
とくにRC造の解体においては、技術力の高さと費用の明確から多くのお客さまからご好評をいただいています。
そんな当社の大きな特徴は、年間を通じて価格が安定している点です。
多くの業者が繁忙期(年末年始・年度末)に価格を引き上げる中、当社は時期にかかわらず一律の料金で対応しているため、安心して解体計画を立てていただけます。
以下は「家屋解体にかかる費用の相場」と当社の料金を比較した表です。

建物種類
相場価格(坪単価)
富士産業の価格(坪単価)
木造
約3~4万円
約2.5万円~
RC造
約3.5~5万円
約3万円~

また、騒音・粉じん対策や近隣住民への配慮も徹底しているので、初めての解体でも安心してお任せください。
さらに、アスベスト調査や各種書類の手続きも代行可能なので、複雑な手続きも不要です。
現地調査と見積もりは無料ですので、詳しくは富士産業株式会社公式サイトをご覧ください。
まとめ
鉄筋コンクリート(RC造)の解体には、構造の複雑さや周辺環境の影響、さらには時期や残置物の有無など、さまざまな要素が費用に関わってきます。
高額になりやすいからこそ、事前に相場を把握し、見積もりの内訳を丁寧に確認することが大切です。
費用を抑えるためには、複数社からの相見積もりや補助金制度の活用が非常に有効です。
また、信頼できる業者を選ぶことで、解体工事後のトラブルも避けやすくなります。
地域の実績や価格の安定性などを見極めながら、自分に合った最適な選択を心がけましょう。
解体工事をご検討中の方は、北関東での豊富な実績と価格変更のない当社にぜひお任せください。
富士産業株式会社

〒373-0815
群馬県太田市東別所町
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