解体現場で出会うのは、建物だけではありません。
時には、助けを必要としている小さな命に出会うことがあります。
空き家に住み着き、ガリガリに痩せていた子猫。
火事現場で足を火傷し、必死に生きていた猫。
処分場で長い間つながれたまま、飲み水の容器には苔が生え、真冬でも日が当たらない場所で、まるで感情を失ってしまったような犬。
見て見ぬふりはできませんでした。
「解体する」という仕事は、ただ建物を壊すことではなく、その場所にある現実と向き合うことでもあると私たちは考えています。
こうして保護した子たちは、今ではたくさんの愛情に包まれ、ふっくらと健康を取り戻し、穏やかな表情で毎日を過ごしています。
あの時見せていた不安な目が、今では安心した笑顔に変わりました。
私たち富士産業は、建物だけでなく、そこにある命にも目を向ける会社でありたい。
壊すことで未来をつくる。
その未来が、人にも動物にも優しいものであるように。